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「断らない救急」をモットーに24時間体制で救急患者さんを受け入れています。
全国的にも珍しい麻酔科(麻酔科/救急・集中治療部)を司令塔とした全診療科参加型の体制を整え、地域の医療機関や救急隊とネットワークを結び、地域連携などに取り組んでいます。また、実践的な訓練や設備面の拡充などに意欲的に取り組み、災害に強い医療を目指しています。
救命救急の最後の受け皿として
救命救急センターの使命を果たす
(2011年4月1日〜)
- 救急車搬送台数は年間約1万台
- 救急応需不能率、いわゆる「お断り率」0を目指し生命に関わる三次救急を積極的に受け入れ
当院の特⻑
- 麻酔科および救急・集中治療部が救急部門の司令塔の役割を果たしている
早い段階で専門医が関わることで重症患者さんの管理が一元化され、集中医療・手術などへの移行も円滑となる - 「全診療科参加型」の救命救急を掲げ、組織の垣根を越えて連携
- 麻酔科医がホットラインを常時携帯し、最低2人以上の麻酔科医が救急専従となる体制を整備
- 医療関係者に対し救急医療教育を実施
ドクターカーの出動
(2014年1月〜)
- 一刻も早く初期治療を開始して救命率を向上させるために、現場に医療スタッフを派遣する
- 現場に到着後は救急隊と協力して緊急検査・処置を行い、患者さんとともに救急車で病院へ向かう
- ⻄三河南部⻄医療圏(刈谷市・高浜市・知立市・安城市・碧南市・⻄尾市)では初導入
【医療チーム構成】医師・看護師・救急救命士
ドクターカーとは?
119番通報で救急車を要請した時、通報の内容から重症を疑われた場合に、消防 署の判断により救急車と同時に出動要請が発動されます。この時、病院から出動する医療チームが現場に向かうための車両を「ドクターカー」と呼びます。※地域の皆さまからは、直接ドクターカーの出動要請をすることはできません。
地域の密な救急ネットワークを構築
- 刈谷市・安城市・岡崎市の各中心病院が円滑な救急ネットワーク実現のために積極的に意見交換
- 二次救急病院と消防トップ、保健所⻑も参加し、自治体とも連携
- 救急隊とホットラインで連携して患者さんの症状を的確に判断、二次救急病院などと連携して、当院は重症患者さんの救急治療に力を注ぐ
「地域中核災害医療センター」として
(2011年4月1日〜)
- 年一度、市・医師会などと共にブラインド方式での集団災害訓練を実施し、より実践的な対応力を高める
- 災害医療の中核的役割を果たすDMAT(災害派遣医療チーム)、JMAT(日本医師会災害医療チーム)を編成
- 東日本大震災の教訓を踏まえ、病院と公的機関との通信手段を強化
- 建物の免震・耐震対策や災害医療活動エリアの確保、BCP(事業継続計画)の策定など災害に強い医療体制を整備
地域医療支援病院
2016年9月26日に愛知県より地域医療支援病院として承認されました。地域の中核病院として「地域完結型医療」の中心的役割を担うのが地域医療支援病院です。
医療の提供、共同利用などで「かかりつけ医」をサポートし、患者さんの必要に応じて高度・専門医療を提供する医療機関です。地域の医療関係機関を対象に、相互の密接な連携と機能分化の促進、医療資源の効率的な活用など、目的に登録施設制度を実施しています。救急医療の提供、各種検査機器・病床・図書室・会議室の共同利用、多職種を対象とした研修、諸記録の閲覧などが利用可能です。