当院の外科は、消化器外科（上部消化管｜肝胆膵｜下部消化管｜ヘルニア）、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科が１つに集まって協力・連携しながら患者さんの治療をさせていただいています。消化器外科は食道・胃・大腸・肝臓・膵臓などのがんの手術や、虫垂炎（いわゆる盲腸）、ヘルニア（いわゆる脱腸）、胆石、痔の手術、また小児（15歳未満）のヘルニアや虫垂炎などの手術を行っています。そして呼吸器外科では肺がんや気胸、乳腺外科は乳がんなどの手術を行っています。いずれの科においても呼吸器内科、糖尿病・内分泌内科、消化器内科、麻酔科、放射線診断科、放射線治療科などの他科との連携のもと、個々の患者さんに最適な治療をさせていただくよう努めています。
手術は全て、高性能な設備と手術機器を備えた手術室で行います。また消化器外科、呼吸器外科においては、可能な限り、患者さんに優しい腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術を積極的に行っており、多数の内視鏡手術症例数を誇っています。
消化器外科は、上部消化管(食道・胃・十二指腸・小腸)、肝臓・胆道（胆嚢・胆管）・膵臓、下部消化管(結腸・直腸・肛門)、小児（そけいヘルニア、虫垂炎など）の各領域に対して消化器外科専門医、内視鏡外科学会技術認定医、日本肝胆膵外科学会高度技能指導医、小児外科専門医専門医が中心となって、スタッフ全員で質の高い外科治療を提供しています。腹腔鏡下手術は当科の最も得意とするところで、年間1000症例に上ります。また、2018年4月から直腸がんに対するロボット支援直腸切除術が保険収載されましたので、適応が認められた方は保険診療で手術を受けていただくことができます。
呼吸器外科においても、呼吸器外科専門医によって気胸はもちろん、肺がんに対しても胸腔鏡下手術を積極的に施行しています。乳腺外科も乳腺専門医を中心に安心・安全な外科治療を目指しております。

• 外科の対象となる疾患は多岐にわたります。
  詳しくは消化器外科（上部消化管｜肝胆膵｜下部消化管）、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科のページをご参照ください。

外科は臓器別の専門領域から成っており、全領域が協力して診療を行っています。消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科の全ての部門に専門医・指導医を配置してレベルが高く安全性も高い診療に取り組んでいます。その他あらゆる外科疾患に対応するように努めております。
がんの治療に対しては、手術以外にも必要に応じて抗がん剤による化学療法や、放射線治療なども組み合わせてそれぞれの患者さんに最適な治療をご提供できるよう努めています。
外来診療は専門領域ごとに、初診および予約外患者の外来と、再来予約診で行っています。また地域の先生方からのご紹介の場合も診察予約を取ることができますので、かかりつけの先生にご相談ください。
各専門領域についての詳細は、消化器外科（上部消化管｜肝胆膵｜下部消化管）、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科のページをご覧ください。外科は大所帯ですが、各専門領域の専門性が高いことと各領域間や他科との連携が非常によい点が強みです。

ガイドラインに基づいた治療を基本方針とし、インフォームドコンセント（十分な説明と同意）のもと、がんの患者さんにおいてはQOL（生活の質）を損なうことなく、根治を目指した治療を心がけています。