患者さんから得られた情報や検査材料（病理組織診断，細胞診断）を通じて病態を把握し、診断を行い適切な治療の指針となるような情報を担当医に提供します。病理医の使命は病気の原因や発症のメカニズムを探究することです。そのため病理解剖による詳しい検査も病理科の医師が行っています。
また、各科横断的な活動として感染予防活動を指導しています。医療行為に関連する感染症の合併の予防や耐性菌のサーベイランスなどを通して感染制御に務めます。

すべての臨床科で扱う疾患が対象です。
炎症性疾患、変性疾患、免疫異常、腫瘍性疾患、感染症など病態に応じた検査を行います。

当院各診療科からの依頼に基づいて、病理形態学的検査を行っています。

• 病理組織診断（生検および外科材料の病理診断）
• 細胞診断
• 術中コンサルテーション
• 免疫組織化学およびFISH検査
• 病理解剖学的検査
• 院内感染制御の活動（感染症サーベイランス）
• 病原真菌の同定検査（カビによる感染症の診断）

適切な検査手段や方法を通して，正しい治療方針を導くための精度の高い情報の提供を行います。