周産期母子医療センター
患者の皆さまへ
周産期医療センターとは
周産期医療とは妊娠中から出産前後のお母さんと赤ちゃんを守る医療です。妊娠と出産には様々な危険が隠れていて、全出産の数%に母児の生命に関わるリスクがあります。更に近年では分娩の高齢化や不妊症治療の発達により、今まで出産されなかった方々も出産されるようになり、ますますリスクを持った出産が増えています。分娩前後の母児の安全な医学管理が今まで以上に重要な時代となってきました。
当院の取り組み
現在、日本全体では約20%の方が帝王切開による分娩となっていますが、当院ではさまざまな疾患を持った方の分娩や、周辺の分娩施設からリスクを持った方の紹介が多いため、40%近い方が帝王切開となり、生まれた赤ちゃんの10~15%は出生後に小児科による新生児管理を要しています。
これらを考慮し、周産期管理をますます充実させ、多くのお母さん方に安心していただくため、当院では2014年10月に新生児集中治療室(NICU)と継続保育治療室(GCU)を開設し、更に2015年12月に愛知県から「地域周産期母子医療センター」の認定を受けました。
当院の特徴である緊急事態に対応できる手術室や集中治療室、出産に伴う突発的な多量出血に対処できる放射線科、さまざまな合併症に対応できる多くの診療科、充実した検査施設など、さまざまな部門の協力のもと、今後さらに充実した周産期医療を目指していきます。
スタッフ構成・資格
産婦人科医 | 10人 | 助産師 | 30人 |
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小児科医 | 8人 | NICUとGCUの看護師 | 14人 |