- Q1入職の決め手は?
- 総合病院で多岐に渡る業務を経験したかったからです。
また、他院に先駆けて手術室で清潔野補助業務を実施していたためです。 - Q2実際に入職して感じたこと
- 学校で学んだことはもちろん、学ばない機器や治療を経験でき、臨床工学技士として日々スキルアップしていることを実感します。
また、清潔野補助業務を遂行することで解剖生理などに強くなれます。 - Q31日のスケジュール
- 手術室および救命センター・ICU業務を担当しています。手術室では全手術の医療機器の把握、トラブル対応など医療機器のトータルマネジメントに関する業務や手術の清潔野補助業務を行っています。最近では内視鏡外科手術スコピスト業務も開始し、医師のタスクシェアに貢献しています。
救命センター・ICUでは血液浄化業務・補助循環業務・呼吸器管理業務・機器管理業務など、幅広く従事しています。
8:30 朝ミーティング
8:35 看護師と共同で手術準備
9:00 スコープオペレーター業務
11:15 昼休憩
12:15 清潔野補助業務
16:10 医療機器使用後点検
17:00 帰宅 - Q4これからの目標
- 呼吸器関連の専門資格取得と内視鏡外科手術スコピスト業務の知識・技術の向上です。
- Q5後輩に向けて一言
- チーム医療の一員として、医師、看護師、メディカルスタッフとの協力が不可欠です。専門知識を多く学び、臨床工学技士ならではの視点を持ち安全な医療の提供に貢献していく必要があります。学ぶことは多いですが、共に頑張りましょう。
臨床工学技士を目指すみなさまへ
ごあいさつ
当科では、生命維持管理装置の操作および保守点検を行うとともに、手術室・救命救急センター・内視鏡センター・血液浄化室・高気圧酸素治療室などで医療機器を扱うチーム医療の一員として、その専門性を活かし診療をサポートしています。高度な医療技術の進歩に伴い医療機器も高性能・複雑化が進み、医療機器のスペシャリストである臨床工学士による安全性の確保、有効性の維持、適切な操作指導は不可欠なものになってきました。
また、治療などで患者さんと接する機会も多く、高いホスピタリティーも必要とされる職種です。当科では、医療人としてのホスピタリティマインド、受け身でなく自身でボトムアップし新たな業務を創造できるような向上心を持った人材、確実な知識・技術を提供し、自身の力を最大限に活かすコミュニケーションスキルを持った人材を求めています。
臨床工学科副部長藤田 智一
グループ紹介
医療機器管理業務
人工呼吸器関連業務
在宅医療機器関連業務
血液浄化業務
不整脈関連業務
内視鏡センター業務
高気圧酸素治療業務
手術室業務
救命センター・ICU業務
人工心肺業務
透析センター業務
医療機器管理業務
内視鏡室業務
在宅医療機器関連業務
透析センター業務
医療機器管理業務
内視鏡室業務
眼科手術業務
教育体制
〜総合的なキャリアアップを目指します〜
教育制度として、専門知識・専門技術の習得を目的とした部署内教育、社会的な人材育成を目的とした社会的教育など、専門分野を含めた総合的なキャリアアップを目指します。
新人教育(プリセプター制度:新人1名につき教育担当者を配置します)
- 全人教育
- 医療人としての倫理・接遇、組織についての教育
- 総論教育
- チーム医療としての他職種との関わり、技士会・関連学会への積極的な参加患者さんとの関わりについての教育
- 専門教育
- OJTによる技術指導、科内勉強会による基礎的教育
社会的教育
- 接遇教育
- 社会人としてのマナー・言葉遣い・挨拶・礼儀・電話対応などの教育
- 管理運営
- 医療保険制度・医療改革・リスクマネジメントなどの教育
専門教育
- 学会・研修会
- 定期学会出張、各種研修会参加、学会発表、講演、論文発表などの奨励・指導
- メンテナンス教育
- OJTによる技術指導、学術団体・メーカーによる講習
- 認定(士)取得
- 学術団体・メーカーによる各種認定資格取得への教育
- 実践教育
- 科内の各グループによるOJTでの技術指導・教育、勉強会など
キャリアラダー制度
キャリアラダー制度は、所属スタッフが階段を順々に登るようにキャリアアップできるようにした制度であり、臨床工学科は本制度を利用しています。力量チェックは、領域ごとに細かな項目を用いた力量評価表を作成し、適宜行っています。
ローテーション
臨床工学科は、入職後数年かけ、豊田会関連事業所を含む全ての部署をローテーションしていきます。部署・施設間の応援体制の基本は血液浄化業務であるため、そこから始まり、各グループに関する初歩的な業務を経験します。その後キャリアラダーに沿って、ある程度の段階に行けばスペシャリストになることも出来ます。最終的に自身がどうありたいか目標を持ち、業務ができる上昇志向のあるスタッフは、全て希望どおりとはいきませんが、言葉や行動に表してくれれば部署配置などを含めサポートをすることができます。