医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院

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ロボット支援胃がん手術(保険診療)

ロボット支援胃切除術(保険診療)、ロボット支援胃全摘術(保険診療)とは?

手術支援ロボットであるダヴィンチを用いて、胃がんに対して胃の切除と周囲のリンパ節を郭清する腹腔鏡下手術です。2018年4月から胃がんに対してロボット支援手術が保険適用となり、当院では、2020年4月から消化器外科において実施しています。

対象は?

当院での胃がんの手術は、ほぼ全例、腹腔鏡下手術で行っています。その中でもリンパ節転移が疑われる症例などを中心にロボット支援手術を選択しています。
その理由は2点。

膵臓関連の合併症の危険性が低くなるといわれているからです。胃がんは進行に伴い、胃周囲リンパ節に転移する場合があります。胃がん手術では、転移の有無にかかわらず、予防的に胃周囲リンパ節を切除します。胃に隣接した膵臓の上部にあるリンパ節も胃がんが転移する可能性があり、胃がん手術ではこのリンパ節を切除します。通常の腹腔鏡では関節を持たない鉗子を使用し、膵臓に触れながらリンパ節を切除しますが、ダヴィンチでは手振れのない多関節ロボットアームにより可能な限り膵臓に触れることなくリンパ節を切除するため、膵臓関連の合併症の危険性が低くなるといわれています。
ロボット支援手術の方が腹腔鏡下手術や開腹手術に比べコストがかかるからです。保険収載されたロボット支援手術は、手術費用が腹腔鏡下手術と同額に設定されました。しかし、腹腔鏡下手術や開腹手術に比べて1回の手術に伴う医療器材などのコストがかかります。限られた医療資源の中で最も効率のいい医療が求められていることから、各患者さんに適切と判断した術式を選択しています。

実績は?

2020年度 33件

入院期間・費用は?

手術費用と入院期間の目安、および1割負担の方、3割負担の方の自己負担金額は以下のとおりです。
2018年4月から保険診療として認められていますので、手術費を含めた入院費は健康保険の適応となります。

胃がん手術内容 入院期間 手術費用(入院費含む) 1割負担者 3割負担者
腹腔鏡下胃切除術 9日 100万円(150万円) 5.76万円 45万円
腹腔鏡下胃全摘術 9日 120万円(170万円) 5.76万円 51万円
ロボット支援胃切除術 9日 100万円(150万円) 5.76万円 45万円
ロボット支援胃全摘術 9日 120万円(170万円) 5.76万円 51万円

医療費が高額と予想される患者さんについて

費用は高額療養費の対象になります。

健康保険や国民健康保険加入者が、同じ月内に同じ医療機関に支払う医療費の自己負担額(食事の費用・自費分は除く)が高額になった場合は、限度額の認定証の交付を受け、入院事務担当者にご提示いただくと、病院窓口での自己負担額が限度額までの金額となります。(70歳未満の方が対象で、健康保険組合や国保窓口に事前に申請が必要です。)
詳しくは入院案内もしくは当院医事室へお問い合わせください。

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