予防接種を希望される方へ
予防接種は、人の免疫のしくみを利用し、感染症の予防に有効と確認されたワクチンを接種することで病気に対する抵抗力である免疫を高めます。その結果、感染症を予防したり、かかった場合に重症化を防ぐ効果や身近な人への感染を防ぐ効果が期待できます。
予防接種には自治体や国が受けるよう強く勧めている定期接種(無料)と、定期接種以外のワクチン希望や定期接種になっているワクチンでも定められた期間を外れて接種する任意接種(有料)の2種類があります。
小児科の予防接種について
ご案内
小児科の予防接種は完全予約制で実施しています。
小児科で実施している定期接種・任意接種
- 小児の定期接種・任意接種の方
- 成人の任意接種(MR(麻しん・風しん)・水痘・おたふくかぜ)の方※
- ※成人の肺炎球菌・B型肝炎・破傷風は受診科で相談してください。
- ※子宮頸がんワクチンは、小学校6年生から高校1年生は小児科で、高校2年生以上は産婦人科で予約です。
小児科で実施している定期接種・任意接種
ワクチン名 | |
定 期 接 種 |
ロタウイルス(ロタリックス) |
ヒブ(インフルエンザ菌) | |
小児肺炎球菌 | |
B型肝炎 | |
四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ) | |
BCG | |
MR(麻しん・風しん) | |
水痘(みずぼうそう) | |
日本脳炎 | |
二種混合(ジフテリア・破傷風) | |
子宮頸がん(ガーダシル・シルガード) | |
五種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・ヒブ)(ゴービック) |
ワクチン名 | |
任 意 接 種 |
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎・ムンプス) |
B型肝炎 | |
水痘(みずぼうそう) | |
MR(麻しん・風しん) | |
三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風) |
予防接種日時(要予約)
予防接種 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
14:00~14:30 | × | ◯ | × | ◯ | × | × | × |
14:30~15:00 | × | ◯ | × | ◯ | × | × | × |
15:00~15:30 | × | ◯ | × | ◯ | × | × | × |
15:30~16:00 | × | ◯ | × | ◯ | × | × | × |
16:00~16:30 | × | ◯ | × | ◯ | × | × | × |
予防接種 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
14:00~14:30 | × | ◯ | × | × | × | × | × |
14:30~15:00 | × | ◯ | × | × | × | × | × |
15:00~15:30 | × | ◯ | × | × | × | × | × |
15:30~16:00 | × | ◯ | × | × | × | × | × |
16:00~16:30 | × | ◯ | × | × | × | × | × |
予約方法
接種希望日の1週間前までにお電話または小児科外来へお申し込みください。
1. お電話でのお申し込み病院稼動日の8:30〜16:30にお電話ください。
TEL 0566-25-8012(小児科外来)
2. 小児科外来受付でのお申し込み病院稼働日の8:30~16:30に小児科外来受付に声をかけてください。
手続き方法・注意事項
刈谷市・高浜市・知立市にお住まいの方
保健センターから発行される「予診票」をご持参ください。
(2021年4月より、高浜市と知立市は「広域予防接種」の申請が不要となりました。)
愛知県内の上記以外の市町村にお住まいの方
予防接種を受ける前に、必ず住民票登録のある市町村の保健センターへ「広域予防接種」の申請が必要です。
保健センターから発行される「予診票」と「連絡票」をご持参ください。
申請方法は、住民票のある市町村の保健センターにご相談ください。
(申請から「連絡票」の発行までに2週間前後かかります。日付に余裕をもって事前申請してください。)
以下の場合は、予防接種を受けることができません。予防接種前に確認してください。
- 1「連絡票」に接種する「ワクチンの種類・回数」が記載されてない場合
- 2「連絡票」の有効期限が切れている場合(保健センターへ再申請が必要)
- 3「連絡票」の発行後に引っ越し、現住所と違う場合(市町村の保健センターへ必ず連絡が必要)
愛知県外にお住まいの方
予防接種を受ける前に、必ず住民票登録のある市町村へ「接種依頼書」などの申請が必要です。
接種費用につきましても、全額自費となるケース、償還されるケースなどさまざまですので、お住まいの自治体保健センターなどにご相談いただいた上で、ご連絡をお願いいたします。
- 「接種依頼書」の宛先は医療機関名になります。[刈谷豊田総合病院 病院長宛]でお願いします。
- 「予診票」がお住まいの自治体から発行されるか確認をお願いします。
お引越しなどで、当院で初めてワクチンを接種されるお子さん
転居などで当院でのワクチン接種が初めての時は、お手元に母子手帳をご用意の上でお電話ください。
生年月日や今までの予防接種の履歴をお伺いして、今後接種するワクチンの計画を一緒にお作りします。
定期接種を中断していたが、再開を希望されるお子さん
体調不良やおうちの事情で、定期接種を中断された方は、お手元に母子手帳をご用意の上でお電話ください。
接種履歴を確認させていただき、その時に接種できるワクチンとその後のスケジュールをお作りします。
定期接種の年齢を過ぎると、自費接種(有料)になってしまいます。ご注意ください。
百日咳のための【三種混合】の追加接種について
学童期のお子様に百日咳が流行しています。原因として「百日咳抗体価の低下」が考えられています。小学校就学前(年長児)と、小学校6年生の二種混合を三種混合に変更して接種できます。
いずれも任意接種(自費)となりますが、予防のための接種を推奨しています。
保護者の方の予防接種について
小児科では、成人のMR(麻しん・風しん)・水痘・おたふくかぜの予防接種も行っています。
ご希望の方はご予約をお願いします。
ワクチンごとの推奨開始時期
生後2か月 | 肺炎球菌 | 1歳 | MR(麻しん・風しん) |
B型肝炎 | 水痘(みずぼうそう) | ||
ロタウイルス※ | おたふくかぜ(任意) | ||
五種混合 | ヒブ追加 | ||
生後5か月 | BCG | 肺炎球菌追加 | |
四種混合追加 | |||
五種混合追加 |
※ロタウイルスの初回接種は14週6日までに開始しましょう。
3歳 | 日本脳炎 | 9歳以上13歳未満 (小4~小6) |
日本脳炎2期 |
小学校入学前1年間(年長) | MR(麻しん・風しん) | 11歳以上13歳未満 (小6) |
二種混合 |
おたふくかぜ(任意) | 小6~高1 | 子宮頸がん |
ワクチン接種当日の流れ
当日の持ち物
刈谷市・知立市・高浜市の
定期接種時の持ち物
- 母子手帳
- 予診票
- 診察券
- マイナンバーカードもしくは健康保険証
- 子ども医療費受給者証
刈谷市・知立市・高浜市以外の
定期接種時の持ち物
- 母子手帳
- 予診票
- 連絡票
- 診察券
- マイナンバーカードもしくは健康保険証
- 子ども医療費受給者証
県外の定期接種時の持ち物
- 母子手帳
- 予診票
- 接種依頼書
- 診察券
- マイナンバーカードもしくは健康保険証
任意接種時の持ち物
- 母子手帳
- 問診票(お持ちの方)
- 診察券
- マイナンバーカードもしくは健康保険証
- 子ども医療費受給者証
※ご来院前、あらかじめ予診票に記入をしていただき、小児科受付へご提出いただくと、受け付け作業をスムーズに進められます。ご協力をお願いします。
接種当日の体温は小児科受付で測ります。
- ・お子さんの予防接種は、原則保護者同伴でお願いします。やむを得ず保護者以外の親族が同伴する場合は、
「委任状」が必要です。また、「委任状と予診票」は保護者の方が記入しサインしてください。 - ・日本脳炎1期・2期の対象者で13歳以上16歳未満に限り、保護者が同伴しない場合は「同意書」が必要
です。「同意書と予診票」は保護者の方が記入しサインしてください。
当日の朝にすること
お子さんの体調に変化がないか確認をお願いします。熱や咳、鼻水などの症状がないか、ミルクの飲みはよいか、ウンチがゆるくなっていないかなどに注意して観察してください。
また、朝のうちにお子さんの体温を測っておきましょう。
以下の場合は、予防接種を受けることができない可能性があります。
小児科外来 (0566) 25-8012まで連絡をお願いします。
- 11週間以内に発熱(通常37.5℃以上)がある方
- 2かぜ症状(咳・鼻水・喉の痛みなど)がある方
- 3胃腸症状(下痢・嘔吐)がある方
- 4お子さんやご家族で新型コロナウイルス感染者と関わりがある方
- 5重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 6病気が治ってから一定の間隔があいていない方(その病気を診てもらっている医師に確認をお願いします)
- 71カ月以内に家族や遊んだ仲間に、麻しん、風しん、水痘、おたふくかぜ、手足口病、伝染性紅斑、ヘルパンギーナ、その他の感染症にかかった人がいた方
- 8BCG接種を受けられる方は…
★副腎ステロイドの全身投与(注射・内服)をしているときは接種できない可能性があります。
★ステロイド薬を塗布されている場合は、BCG接種部位の皮膚病変が改善後にステロイド薬外用を中止し、中止後1週間以上たてば接種可能となります。ただし、長期使用で全身性の免疫抑制状態が考えられる場合は中止後1カ月経過するまで接種できません。
ご来院いただく前に自治体から事前に配られている説明文をお読みの上、お越しください。
授乳の時間
授乳は、予約時間の30分前までに済ませておくようにお願いします。
ロタウイルス内服後に嘔吐した場合、再投与はできません。
嘔吐のリスクを減らすために、予約時間の30分前と、接種後30分は授乳を控えてください。
来院したら
- 1自動再来受付機へ診察券を通して受け付けをし「外来受診票」をお受け取りください。
(診察券をお持ちでない方は診療棟2階・総合受付1番[初診受付]窓口へお越しください。) - 2小児科外来の予防接種受付にカゴがありますので「外来受診票」を裏向きに入れてお待ちください。
順番にお呼びして受け付けいたしますので、持参されたものを準備してお待ちください。
ワクチン接種後
接種後は、重大な副反応(アナフィラキシー)がおきないか、院内で体調を観察します。
アナフィラキシーは接種後30分以内に起こりやすいため、接種後30分は院内待機をしていただきます。
30分経っても異変がなければ帰宅になります。
高齢者肺炎球菌予防接種について
予約方法
予防接種は完全予約制です。受診時に接種の予約を取るため、当日接種はできません。
- 定期受診(予約)がある方(歯科・放射線科・精神科以外)
診察予約がある方は予約時に主治医に申し出てください。 - 定期受診(予約)が無く、肺炎球菌ワクチンの接種のみをご希望の方
内科外来で予約を取得してください。
(11時までに当日受付をしてください。診察後に接種の予約をお取りいたします。)
手続き方法・注意事項
- 刈谷市・高浜市・知立市にお住まいの方
保健センターから発行される「予診票と連絡票」をご持参ください。 - 愛知県内の上記以外の市町村にお住まいの方
予防接種を受ける前に、必ず住民票登録のある市町村へ「広域予防接種」の申請をしてください。
保健センターから発行される「広域用の予診票と広域用の連絡票兼接種済み証」をご持参ください。
※定期接種の対象者は、満65歳の方および満60歳から満65歳未満の特定の障害を有する方で、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(ニューモバックスNP)を一度も接種したことがない方になります。任意接種の対象者は、刈谷市在住の満65歳以上の方で、過去に定期接種として当該予防接種を受けたことのない方になります。ただし、助成は1回のみです。手続きについては、各市町村(保健センター)へご確認ください。