医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院

電話・メールでのお問い合わせ

放射線技術科

患者の皆さまへ

安心と有用な検査を行い、皆さまの健康維持に貢献してまいります

放射線技術科では、放射線を使用した検査(一般X線撮影・CT・血管撮影など)やMRI検査、超音波検査、放射線治療を担当しております。放射線を使用した検査では、できる限り被ばくを少なくし、有益な検査を受けていただけるよう知識・技術の向上に励んでおります。また、日本診療放射線技師会が認定している医療被ばく低減施設認定を取得しており、患者の皆さまからの検査における医療被ばくに関する相談も行っております。
私たち診療放射線技師が担当する検査で、病気の診断に役立つ医用画像を医師に提供し、患者の皆さんの健康維持に貢献していまいります。

放射線技術科部長水口 仁

スタッフ構成・資格

スタッフ構成

69名(2024年4月1日現在)

所属スタッフの有する主な資格

                                     
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師(日本乳がん検診精度管理中央機構) 13人
X線CT認定技師(日本X線CT専門技師認定機構) 7人
Ai認定技師(日本診療放射線技師会) 3人
超音波検査士(日本超音波医学会・日本超音波検査学会) 5人
放射線治療専門放射線技師(日本放射線治療専門放射線技師認定機構) 3人
医学物理士(医学物理士認定機構) 2人
放射線機器管理士(日本診療放射線技師会) 40人
放射線管理士(日本診療放射線技師会) 36人
医用画像情報精度管理士(日本診療放射線技師会) 1人
臨床実習指導教員(日本診療放射線技師会) 8人
胃がん検診専門技師(日本消化器がん検診学会) 2人
PET認定技師(有限責任中間法人 日本核医学会) 2人
第一種放射線取扱主任者(文部科学大臣 原子力安全技術センター) 免状取得4人
(合格者19人)
救急撮影技師認定(日本救急撮影技師認定機構) 3人
アドバンスド放射線技師(日本診療放射線技師会) 9人
シニア放射線技師(日本診療放射線技師会) 10人
マスター放射線技師(日本診療放射線技師会) 1人
血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師
(日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構)
4人
血管診療技師(4学会構成血管診療技師認定機構) 1人
ACLS/BLSインストラクター(日本ACLS協会) 1人
骨粗鬆症マネージャー(日本骨粗鬆症学会) 1人
放射線被ばく相談員(日本診療放射線技師会) 5人
日本核医学専門技師(日本核医学専門技師認定機構) 2人
胃がんX線検診技術部門B資格(NPO法人日本消化器がん検診精度管理評価機構) 4人
胃がんX線検診読影部門B資格(NPO法人日本消化器がん検診精度管理評価機構) 4人
乳房超音波認定技師(日本乳がん検診精度管理中央機構) 2人
画像等手術支援認定診療放射線技師(日本診療放射線技師会) 2人
ピンクリボンアドバイザー(乳房健康研究会) 3人
心電図検定2級(日本不整脈心電学会) 2人
大腸CT認定技師(日本大腸CT専門技師認定機構) 2人
愛知DMATロジスティクス(日本災害医学会) 1人
マンモグラフィ検診施設画像認定施設(日本乳がん検診精度管理中央機構)
(本院・健診)
医療被ばく低減施設(日本診療放射線技師会)
臨床実習指導施設(日本診療放射線技師会)

機器紹介

PET-CT

2020年3月、PET-CT装置の更新に伴い「Vereos」(Philips)を導入しました。フルデジタル半導体検出器搭載で微細ながんや転移を的確に検出します。より迅速で低侵襲な画像診断検査でがん診療を支えます。

詳しくはこちら

検査についての説明動画はこちら



X線骨密度測定装置

2020年2月、X線骨密度測定装置の機器更新に伴い「PRODIGY Fuga-C」(GEヘルスケアジャパン)を導入しました。
骨密度値が高くても骨折する方がみえるため、骨質(骨の構造や材質)の評価も注目されています。この装置は、骨密度測定に加え、骨質も評価することが可能となりました。また、従来の装置より検査時間は大幅に短縮され、患者さんの負担が少ないです。

骨質評価:TBSとAHAについて

TBS(Trabecular Bone Score:海綿骨構造指標)
 腰椎の構造を評価する機能です。
AHA(Advanced Hip Assesment)
 大腿骨の形や骨のしなやかさを評価する機能です。

TBSやAHAは、骨密度とは独立して骨折リスクを予測するため、骨密度値とこれらの値を考慮することは「骨折リスクの評価」に有用であると言われています。

 ■TBS

 ■AHA



一般撮影装置

2020年3月、一般撮影装置の更新に伴い「RADspeed Pro style edition EDGE package」(島津製作所)を導入しました。この装置では一般的なレントゲン画像に加えて、トモシンセシスという断層画像を撮影することができます。断層画像とは、CTやMRI画像で広く知られているような、体を切断したように見える画像のことです。

【トモシンセシスのメリット】
・同じく放射線を使用するCTと比べて被ばくが10分の1程度と少なく、解像度
 (どこまで細かく画像に映るか)が優れています。
・手術により骨に金属が入っている場合、CTでは金属の近くに診断が難しくなる
 部分(アーチファクト)がありますが、トモシンセシスではアーチファクトを
 少なく抑えることができます。

2022年1月、動画も撮影できる一般撮影装置「AeroDR fine motion」(コニカミノルタ)を導入しました。この装置では身体の中の実際の動きを観察できるため、例えば胸部では呼吸の様子を観察できるなど、静止画である通常のレントゲン画像より多くの情報を得ることができます。

また、CTやMRIが仰向けに寝た状態で撮影するのに対して、身体を起こした立位で撮影できるため、日常生活における体勢に近い状態を観察できるというメリットもあります。
当院では検査目的によって、さまざまな装置のメリットを生かして使用しています。



X線TV装置

2024年1月にX線TV装置 CUREVISTA Apex(富士フィルムヘルスケア)を導入しました。
装置独自の画像処理技術により、高画質を保ちつつ低被ばく線量での検査が可能になりました。
この装置は、汎用型装置で初めて3軸方向に可動することができ、今までは内視鏡カメラなどが重なり見えにくかった場所も、体位変換せずさまざまな角度から安全に観察することができます。




高精度放射線治療装置

2018年7月、高精度放射線治療装置Radixact(ラディザクト:トモセラピーシステム)を導入しました。この装置は、CT装置と放射線治療システムを統合したもので、以下の2つを併用する治療法です(IG-IMRT)。

①強度変調放射線治療(IMRT)
色々な方向から放射線を当てるとき、それぞれの放射線の量に変化(強弱)をつけます。これにより、腫瘍近くの正常組織へのダメージを最小限に抑えながら、がん治療ができます。
②画像誘導放射線治療(IGRT)
治療の直前にCT撮影を行って治療を計画した時の画像と比べ、誤差を修正することで正確な照射ができます。従来の装置よりも機能が強化され、治療時間の短縮や治療精度の向上が期待できます。

【治療計画システムの強化】
治療部位の形状を自動で抽出する機能の強化、最適な放射線量の計算の高速化などにより、精度の向上と効率化を実現
【位置照合機能の強化】
治療の直前に行うCTの撮影速度が速くなったことにより、患者さんの体への負担を軽減
【放射線治療装置の強化】
・ 線量出力の向上により、照射時間を短縮
・ 寝台のたわみを抑え、位置ズレを低減する新構造(カウチキャッチャー)


■問い合わせ先

放射線受付(3棟2階) TEL 0566-25-2982(直通)


医療被ばく低減施設認定取得

医療被ばく低減施設とは、“安心できる放射線診療”を国民の皆さまへ提供するための事業として公益社団法人日本診療放射線技師会より認定された施設です。
当院は、2016年7月1日付けで医療被ばく低減施設に認定され、2023年9月1日付けで更新認定されました。

当院ではこの認定制度開始以前より被ばく低減を目的とした積極的な機器の導入および正確な線量把握と情報システムを駆使した綿密な線量管理に取り組み、放射線科医などと協力しながら必要な情報を最小限の線量で提供できるよう進めてまいりました。今後も、診療放射線技師の責務として放射線診療を皆さまに安心して受けていただけるようにさらなる線量低減に挑み、邁進してまいります。

評価方法
患者さまのための医療被ばく低減目標値を定めた「医療被ばくガイドライン」に基づき、自己評価と現状調査の「書面調査」実施後、一定の条件を満たした施設に対して、医療被ばく低減施設サーベーイヤーを派遣しての「訪問審査」を実施。このサーベイヤーの訪問審査結果報告と書面審査の分析結果を総合した評価により、合格基準を満たした施設が「医療被ばく低減施設」として認定されます。認定期間は5年間で更新制です。
>公益社団法人日本診療放射線技師会(外部リンク)
被ばく相談窓口
被ばく相談窓口を開設しました。
被ばくに対する不安や心配、放射線検査の内容に関する質問などがございましたら、
お気軽に3棟2階の放射線科受付にお声をおかけください。

【受付時間】 月~金曜日  8:30~16:45
【相談窓口】 放射線科受付(3棟2階)
TEL 0566-25-2982(直通)

診療技術部紹介一覧に戻る

中央診療部紹介

お問い合わせ・診療時間・アクセス

医療法人豊田会について 病院長あいさつ 病院概況 病院幹部 診療実績
病院の歴史 取り組み・目指す姿 広報・イベント情報 臨床研究 病院情報の公開
ご利用にあたって 外来受診 入院案内 お見舞い 健康診断・保健指導 救急・緊急の方
内科 消化器内科 呼吸器内科 腎臓科 糖尿病・内分泌内科
脳神経内科 循環器内科 小児科 精神科 病理診断科
外科 消化器外科上部消化管肝胆膵下部消化管ヘルニア
呼吸器外科 乳腺外科 心臓血管外科 小児外科
整形外科 リウマチ科 脳神経外科 皮膚科 泌尿器科
産婦人科 耳鼻咽喉科 眼科 歯科・歯科口腔外科 リハビリテーション科
放射線診断科 放射線治療科 麻酔科(救急集中治療) 麻酔科(手術室、ペインクリニック)
手術室 高気圧酸素治療室 血液浄化室 内視鏡センター
脳卒中センター 循環器センター がん総合診療センター 緩和ケア病棟
救命救急センター 周産期母子医療センター
薬剤部 放射線技術科 臨床検査・病理技術科 リハビリテーション科
臨床工学科 栄養科    
看護部 臨床研修センター 安全環境管理室 健診センター
患者サポートセンター地域連携室総合相談室入退院支援室
地域連携のご案内 かかりつけ医を持ちましょう セカンドオピニオン外来
連携先医療機関の方へ ケアマネジャーの方へ 地域連携パス
治療や療養上の総合的な相談 療養中の不安や医療・福祉・介護の制度について
がんに関する相談 地域医療連携・在宅療養についての相談
医療費についての質問や支払い相談