医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院

電話・メールでのお問い合わせ

FEATURE 特集

「断らない救急」を目指して 救急医療・災害医療

充実の全診療科参加型の救急医療、万全の体制で臨む災害医療

当院は「断らない救急」をモットーに、スタッフの拡充、設備強化に取り組んでまいりました。県下有数の救急受け入れ数や極めて低い「お断り率」など、着実に成果が上がっております。全国的にも珍しい麻酔科を司令塔とした全診療科参加型の体制、救急の場を活用する臨床研修制度、地域の医療機関や救急隊を巻き込んだ地域連携など当院ならではの取り組みです。また災害医療に関しても実践的な訓練や設備面の拡充などに意欲的に取り組み、災害に強い医療を目指してまいります。

麻酔科医が救急の中核を担う
当院ならではの仕組み

救命救急の最後の受け皿として

現在、当院の年間救急受診者数は3万人を超え、救急車搬送台数は約1万台と、県内でも1、2位を争っています。また、救急応需不能率、いわゆる「お断り率」は0.8%程度を推移しており、県内でもトップ水準です。特に満床の際も生命に関わる三次救急は必ず受け入れることで、救命救急の最後の受け皿としての役割を果たしております。平成23年4月には、念願の「救命救急センター」の指定を受けました。
当院の医療圏は非常に広く、刈谷市・安城市・知立市など人口10万人クラスの自治体を広範囲に網羅し、夜間救命救急の受け入れ医療機関がごく少ない地域の中心に位置しています。そのため、必然的に救急患者が集中する状況にありますが、当院では救命救急は地域における総合病院としての使命と捉え、その整備に病院を挙げて取り組んでまいりました。

病院全体が救命救急センターとして機能することで、常に質の高い救命医療を提供

当院の救命救急の大きな特徴は、麻酔科および救急・集中治療部が救急部門の司令塔の役割を果たしている点で、全国規模で見ても非常に珍しい体制です。また「全診療科参加型」の救命救急を掲げ、救急集中治療を中心に、医師・看護師・コメディカルなどの職員が全診療科参加の意識を共有、組織の垣根を越えて連携し、いわば病院全体が救命救急センターとして機能することで、常に質の高い救命医療を提供しております。
麻酔科医が救命救急の中核を担うメリットは、早い段階で専門医が関わることで重症患者さんの管理が一元化され、集中医療・手術などへの移行もスムーズに進むことです。幅広い医療分野に関わる麻酔科医が的確な判断を行い各科との連携を采配、より効率性の高い救急対応を可能としています。救命救急センターでは麻酔科医がホットラインを常時携帯し、最低2人以上の麻酔科医が救急専従となる体制を整えております。

ドクターカーの出動により、一刻も早い初期治療を開始

現在の日本では、急病や交通事故などにより傷病者が発生した場合は、皆さまからの119番コールにより救急車要請が行われます。しかし、傷病者が心肺停止であったり、事故などで外傷を負っているにもかかわらず救出に時間がかかったりする状況では、一刻も早く初期治療を開始し、救命率を向上させることが強く望まれていました。
そこで現場に医師を派遣する「ドクターカー」が登場し、当院でも平成26年1月14日より運用を開始いたしました。

「ドクターカー」とは?

119番通報で救急車を要請した時、通報の内容から重症を疑われた場合に、消防署の判断により救急車と同時に出動します。
この時、病院から出動する医療チームが現場に向かうための車両を「ドクターカー」と呼びます。※地域の皆さまからは、直接ドクターカーの出動要請をすることはできません。
当院の医療チームは、医師・看護師・救急救命士で構成されます。ドクターカーは普通乗用車に赤色灯とサイレンを装備し、救急車と同様に救急走行をします。
現場に到着後は、救急隊と協力して直ちに緊急検査・処置を行い、患者さんとともに救急車で病院へ向かいます。

西三河南部西医療圏(刈谷市・高浜市・知立市・安城市・碧南市・西尾市)では初の導入であり、地域の救命率向上に貢献できるよう取り組んでおります。

高水準の実績を支える
臨床研修と地域の協働連携

救急医療を支えるマンパワーとしての若い医師

当院の救急体制には麻酔科医の人数確保が不可欠な条件ですが、日本医療界で慢性的に不足する麻酔科医が当院においては十分在籍しております。これが、麻酔科医中心の救命救急体制に成功した大きな要因です。
その理由として、新臨床研修制度が果たした役割は大きいです。当院では教育に救急勤務を織り込むことで、実際の現場で実践的な対応力を学べること、救急と手術室の麻酔を兼務することで豊富な経験を積める体制が魅力となって、若い医師の多くが当院での研修を志望しております。それにより救急医療を支えるマンパワーとしての若い医師が多く在籍することにつながっています。

知多半島医療圏(大府市、東浦町、阿久比町、半田市)、 尾張東部医療圏(豊明市)、 西三河南部医療圏(刈谷市、知立市、安城市、高浜市、碧南市、西尾市)
当院の医療圏

県内でも屈指の救急ネットワークを構築

もちろん救命救急は当院の努力だけでは成り立たず、地域の協働連携が欠かせません。当院を含む刈谷市・安城市・岡崎市の各中心病院が円滑な救急ネットワーク実現のために意見交換の場を積極的に設けており、これに二次病院と消防トップ、保健所長も参加し、自治体も巻き込んだ県内でも屈指の救急ネットワークを構築しています。
特に救急隊とホットラインでの連携が実現した効果は大きく、当院の救命救急センターが患者さんの症状を的確に判断、二次病院などと連携して適正な救急対応を行い、当院では重症の救急治療に力を注ぐ効率的な対応が可能となりました。愛知県では平成24年より救急隊の受け入れ要請が3度拒否されると各救急病院に一斉に緊急メールが自動送信されるシステムが稼働していますが、当院の属する西三河の医療圏では、そのシステムが一度も作動したことがありません。この点から見ても、地域連携の救急医療が確かな成果を上げているのが明らかです。
設備面においても6人の三次救急に同時対応できる体制を昼夜整えており、重症治療に必要な生命維持装置なども積極的に導入、平成24年には重症患者対応のICU26床が新たに稼働、当院の救命救急機能がさらに高まりました。

ER患者数の推移

災害拠点病院として
万全の体制を整備

平成23年に「地域中核災害医療センター」に指定

災害医療もまた総合病院としての果たすべき使命の一つです。西三河でも東海・東南海地震に備えた震災対策が叫ばれている中、当院は平成19年には「災害拠点病院」に指定され、また平成23年には「地域中核災害医療センター」に指定されました。
当院では平成18年から年一度、ブラインド方式での訓練を実施し、より実践的な対応力を高める取り組みを継続的に行っています。また災害医療の中核的役割を果たすDMAT(災害派遣医療チーム)、JMAT(日本医師会災害医療チーム)を編成、対応力強化に努めております。当院のJMATは東日本大震災の際にも派遣され、被災地での医療支援に取り組むとともに被災環境下での医療の貴重な経験を積み、当院にフィードバック、災害医療体制構築にも貢献しました。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災による未曾有の被害は、災害医療に大きな衝撃を与え、多くの教訓を残しました。東北沿岸の多くの地域で病院と公的機関との通信手段の途絶が大きな障害となったことを踏まえ、当院では直ちに地域の3中核病院との連携、災害時の消防署からの救命士派遣の仕組みづくり、さらに市役所・医師会とのホットラインも開設されました。また院内でも電源シャットアウトに備えたトランシーバー・衛星電話の導入など、災害に強い医療を目指し万全の体制の整備に努めています。

対応力向上には院内全体の底上げが重要

今後、救命救急では、医師数の拡充を図るために大きな武器である救命救急センターでの教育の充実を進め、さらに当院の研修では、これからの医療を担う研修医が魅力に感じるレベルの高い実践教育を進めてまいります。
災害医療では、東日本大震災で明らかとなった広域災害への対応についてもさらなるブラッシュアップに取り組んでおります。従来の取り組みはDMATを中心として行われてきましたが、対応力向上には院内全体の底上げが重要であり、そのための意識共有の努力も欠かせない課題となっています。

  • 救急医療 災害医療
  • 最先端医療
  • がん診療
  • チーム医療
  • 地域医療連携
  • 医療安全
  • 教育システム
  • IT化の推進
  • 健診センター

病院紹介一覧に戻る

information病院紹介

お問い合わせ・診療時間・アクセス

医療法人豊田会について 病院概況 病院幹部 診療実績 病院の歴史
取り組み・目指す姿 広報・イベント情報 臨床研究 病院情報の公開
ご利用にあたって 外来受診 入院案内 お見舞い 健康診断・保健指導 救急・緊急の方
内科 消化器内科 呼吸器・アレルギー内科 腎・膠原病内科 内分泌・代謝内科
神経内科 循環器内科(循環器センター) 小児科 精神神経科
病理診断科  
外科 上部消化管外科 肝胆膵外科 下部消化管・一般外科 小児外科
呼吸器外科 乳腺・内分泌外科 腹腔鏡ヘルニアセンター  
整形外科 脊椎外科  
心臓血管外科(循環器センター) 脳神経外科 皮膚科 泌尿器科
産婦人科 耳鼻咽喉科 眼科 歯科・歯科口腔外科 リハビリテーション科
放射線科 麻酔科/救急・集中治療部(麻酔科) 麻酔科/救急・集中治療部(救急・集中治療部)
手術室 高気圧酸素治療室 血液浄化室 内視鏡センター
脳卒中センター がん総合診療センター 緩和ケア病棟 救命救急センター
周産期母子医療センター
薬剤部 放射線技術科 臨床検査・病理技術科 リハビリテーション科
臨床工学科 栄養科    
看護部 臨床研修センター 安全環境管理室 健診センター
患者サポートセンター地域連携室総合相談室入退院支援室
地域連携のご案内 かかりつけ医を持ちましょう セカンドオピニオン外来
連携先医療機関の方へ ケアマネジャーの方へ 地域連携パス
治療や療養上の総合的な相談 療養中の不安や医療・福祉・介護の制度について
がんに関する相談 地域医療連携・在宅療養についての相談
医療費についての質問や支払い相談