Q&A

FDG PET-CT検査

検査を中止する場合は、どうして前日までに連絡しなければならないのですか?
放射性医薬品は、時間が経過すると放射線の量が徐々に減少し、薬品ごとに決められた時間を過ぎてしまうと使用できなくなってしまいます。そのため、検査数・検査時間に合わせた放射性医薬品を必要分のみ前日に注文しています。
FDGは安全ですか?
検査で使用されるFDGはブドウ糖に似た形であり、副作用の報告はほとんどありません。また、大部分は尿から排泄されるため、翌日にはほとんど体内に残っていません。
がんの早期発見のためには、FDG PET-CT検査のみを受けていれば安心ですか?
FDG PET-CT検査は、ブドウ糖が細胞に取り込まれる過程である「糖代謝」を画像にしているため、糖代謝の盛んでないがんや、微小ながんなどは検出が難しい場合もあります。そのためFDG PET-CT検査だけでなく、他の最適な検査法を併用して最良の診断を受けることをおすすめします。詳しくはスタッフまでおたずねください。
なぜ注射を打った後に安静にするのですか?
会話や運動で細胞の糖代謝が活発となります。その結果、FDGが正常な細胞に多く集まってしまい、がんの診断が難しくなることがあります。このことから、注射をしてから撮像までの間は、できるだけ安静にしていただいています。
FDG PET-CT検査で受ける被ばく量は身体に影響がありますか?
FDG注射による被ばく量は2.2ミリシーベルトほど、PET-CT検査時に撮影されるCTの被ばく量を合わせた場合でも9.0ミリシーベルトほどといわれています。これらは胸部CT検査1回分の被ばく量、約14.8ミリシーベルト(装置によってばらつきあり)より少ない量であり、健康上の問題はありません。

PET-CT検査