アイソトープ検査
アイソトープ検査とは
アイソトープ検査では、各臓器の形態やCT・MRIでは捉えられないような働き(機能)を画像にすることができます。主な検査部位として脳・心臓・全身骨・甲状腺・腎臓などがあります。
使用装置
GE社製 SPECT-CT装置 Discovery NM/CT670 Q.Suite Pro |
検査の流れ・所要時間
- 1. 放射性医薬品を投与します。
- 目的とする臓器に集まる放射性医薬品(ごく微量な放射線を放出する薬品)を注射、または内服します。
- 2. 薬品が目的臓器に集まるまで待ちます。
- 検査内容や薬品の種類によって異なりますが、薬品が目的臓器に集まるまでの間、待機していただきます。
例えば、骨の検査では、注射をしてから薬品が骨に集まるまでに3~4時間ほどかかりますが、脳の検査では、注射と同時に薬品が脳に集まります。 - 3. 検査(撮像)を開始します。
- SPECT-CT装置を使い、目的臓器に集まった放射線を収集して検査(撮像)を開始します。
検査内容によって異なりますが、検査時間はおおよそ30分~1時間かけてゆっくりと行います。時間を追って何度も検査(撮像)する場合もあります。 - 妊娠中、または妊娠している可能性がある女性
- 授乳中の女性
- 長時間(30分~1時間)の仰向けの姿勢がつらい方
注意事項
検査によっては、食事制限などの前処置が必要となることがあります。予約用紙に書いてある「注意事項の説明」を必ずご確認ください。
次のような方は、必ず事前にお知らせください。
アイソトープ検査は全て予約検査です。検査を中止される場合や検査日の変更をご希望の場合は、検査前日(月曜日に検査の場合は、前週の金曜日)の16時30分までにご連絡ください。
お問い合わせ先:放射線科受付 TEL 0566-25-2982
地域医療機関の方へ
当院は、SPECT-CT装置1台を保有し、核医学検査全般を幅広く行っています。また、核医学専門医が常勤しておりますので、より専門的な読影・画像評価を行うことができます。
核医学検査は、他の放射線検査が主として行う「形態画像診断」だけでなく、各臓器の機能状態を画像化して判断する「機能画像診断」を行うことができます。そのため、他の放射線検査では診断しにくい認知症診断(脳血流分布の違い)や各臓器の機能診断(甲状腺機能亢進症や腎機能診断など)、バイアビリティーの評価(心筋血流評価)などに有用とされています。
検査を依頼していただく際には、「放射線委託検査のご案内」をご活用ください。なお、検査に関してご不明な点やご相談などございましたら、お気軽に地域連携室までご連絡ください。
お問い合わせ先:地域連携室 TEL 0566-25-8304