超音波検査

超音波検査とは

超音波検査は、エコー検査とも呼ばれます。高周波の音波(超音波)を使用するため、一般撮影やCT検査と違って被ばくはしません。体の中での音波の反射を利用して臓器の形態や血流などを観察します。超音波検査は、以下のような特徴があります。

使用装置

Canon社製 Aplio 500、Aplio 300、Xario100G(病棟ポータブル用)
富士フイルムヘルスケア社製 ARIETTA850DI
SUPERSONIC社製 Aixplorer

検査の流れ・所要時間

<腹部検査(消化管・ヘルニア含む)>
ベッドに仰向けで寝て、必要に応じて体位変換(側臥位・座位など)を行います。検査中に、息を吸ったり吐いたり、お腹を膨らませたりしていただきます。
腹部を圧迫することがありますので、痛みを感じた場合はお知らせください。
所要時間は約15分です。(検査する部位や内容により、検査時間は前後しますのでご了承ください。)
<表在・血管系検査>
該当部位が見えるような姿勢で検査を行います。
所要時間は約15分です。(検査する部位や内容により、検査時間は前後しますのでご了承ください。)

注意事項

<検査の服装について>
検査する部位は肌を出していただく必要があります。腹部検査の場合はお腹を出しやすい服装で、下肢血管の場合は足の付け根から観察を行いますので肌を出しやすい服装でお越しいただくようにお願いします。もちろん検査着も用意しておりますので、お気軽にお申し付けください。
<腹部・消化管検査>
検査の4時間前より絶食となります。水またはお茶は少量飲んでも結構です。医師より処方されているお薬は、規定の時間に飲んでください。食事をすると胆嚢がしぼんでしまい、病気が見えづらくなる場合があります。さらに食事で胃が膨らむことにより、胃の背中側に存在する膵臓の観察が不十分になる可能性がありますのでご注意ください。
<上下腹部検査または腎・膀胱検査>
尿のたまった状態で検査を行いますので、検査前60分程度は排尿しないようご協力をお願いします。トイレが我慢できない場合は、遠慮なく担当技師にお申し出ください。尿がたまった状態の方が膀胱や周囲の臓器を観察しやすく、病気を見つけやすくなりますので、ご協力をお願いします。

地域医療機関の方へ

当院の超音波室には5台のUS装置があり、うち1台はポータブル専用装置として使用しています。対象臓器は、腹部(消化管・ヘルニア含む)、表在(甲状腺やリンパ節)、血管(上下肢動静脈、腹部大動脈、腎動脈)、関節など多岐にわたります。 
当科では、検査の質向上と患者さん受け入れ体制の充実に日々努めております。
検査を依頼していただく際は、「放射線委託検査のご案内」をご活用ください。なお、検査に関してご不明な点やご相談などございましたら、お気軽に地域連携室までお問い合わせください。

お問い合わせ先:地域連携室 TEL 0566-25-8304

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